不整脈などの治療でペースメーカを植え込んだ患者さんは、定期的なペースメーカ外来でのチェックが必要になります。植え込んだペースメーカは、患者様の身体状況や生活、運動の強度に合わせてその都度に設定を調整することで、最大限の効果を発揮します。定期的なチェック以外にも、めまいや動悸など気になる症状があった場合には、念のためペースメーカのチェックをされることをおすすめします。
各社専用の装置をペースメーカを植え込んだ部分にあててペースメーカの情報を読みこみ、電池残量やリード線の具合の確認のほか、不整脈情報を確認し投薬の調整までを行います。装置は専門知識を有した担当者と対応させていただきます。受診の間隔は数か月から半年ごとで、病状や電池残量によっては診療間隔を短縮して行います。
※診療には予約が必要です。あらかじめペースメーカの製造元の確認が必要ですので、ペースメーカ手帳をお手元に置いてお電話ください。
対応可能な製造元
●Medtronic(メドトロニック)社 ●Abbott(アボット)社 ※旧SJM ●BIOTRONIC(バイオトロニック)社
やめようと思っていても禁煙はなかなか難しいものです。喫煙(ニコチン依存症)は病気であるということが認識されるようになり、2006年4月から一定の条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。
当院では禁煙時の様々なストレスを心身のケアしながらサポート。3ヵ月間で卒煙するプログラムを行っています。
※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過していれば健康保険が適用されます。 禁煙治療を行ったが、再度喫煙をした方でも再度挑戦できます。(前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは自由診療となります)
日中の眠気と集中力の低下から引き起こされる交通事故、公共交通機関の運転士が運転中居眠りをしていた事件など、『睡眠時無呼吸症候群(SAS)』は社会的関心が高まっています。 さらに、SASが糖尿病・高血圧症・脳梗塞・心不全などの発症や進展に悪影響を及ぼしていることが次第に明らかになってきました。SASは寝ている間に起こるため自分では気づきにくく、ご家族からの指摘で来院される患者さんも少なくありません。SASが疑われる場合には、睡眠の質を検査し適切な診断を受けることが大切です。
睡眠中に装着する記録装置を用い自宅で検査し、解析結果で重症の睡眠時無呼吸症候群と診断されれば、CPAPと呼ばれる簡易の人工呼吸器を睡眠中に装着することで治療していきます。CPAP導入までには、耳鼻咽喉科での鼻腔のチェック、中等症と診断された場合の入院での精密検査(1泊)、CPAP導入についての装着方法やマスクのフィッティング(2泊)と、他院と連携して治療を進めていきます。導入後は毎月CPAPに記録された無呼吸の改善度やCPAPの装着時間のデータをSDカードで持参いただき解析いたします。